日本最速サニブラウン 2冠へ照準「追いかけられる立場になった」

2019年06月20日 18時41分

帰国したサニブラウン

 陸上男子100メートルで日本記録の9秒97をマークしたサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が20日、日本選手権(27日開幕、博多の森)に出場するため米国から成田空港に帰国した。

 多くの報道陣に囲まれたサニブラウンは「お久しぶりです。1年半ぶりに帰ってまいりました」としながらも「実際、全然(帰国した)実感が湧いていないんですよ。(日本食に)飢えているので、とりあえずおいしいものが食べたい」と笑いを誘った。

 日本記録を更新した先日の全米学生選手権について、大会前から風の影響で公認記録が出るか半信半疑だったようだが「運に恵まれて風は収まって自分の満足のいく走りができた」と振り返った。

 そんな「日本最速」という称号を手にして臨む日本選手権だが、日本陸上競技連盟はこの日、自己ベスト10秒00の山県亮太(27=セイコー)が気胸のため欠場することを発表。注目のレースは日本歴代2位(9秒98)の桐生祥秀(23=日本生命)との一騎打ちとなるのか、それとも同10秒04の小池祐貴(24=住友電工)、同10秒07の多田修平(22=住友電工)、同10秒08のケンブリッジ飛鳥(26=ナイキ)らが割って入るか。どちらにせよ山県の離脱は今後の世界選手権(9月開幕、ドーハ)をかけた代表争いに大きく影響しそうだ。

「今年は自分がチャレンジャーではなく追いかけられる立場になったので、しっかりそこは集中していかないといけない」と語った20歳のスプリンターは100メートル&200メートルの2冠へ照準を合わせた。