世界陸上“試走特訓”ドーハから帰国・川内優輝が競歩コースも下見したワケ

2019年06月08日 16時30分

ドーハから帰国した川内は笑顔で取材に応じた

 下見にはもう一つの意味があった!? 陸上の世界選手権(9月27日開幕、カタール・ドーハ)男子マラソン代表で4月にプロ転向した川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)が7日、現地での“試走特訓”を終え、成田空港に帰国した。

 大会本番は暑さ対策で異例の深夜開催になる。なるべく本番当日と同じような気温で走るため、現地で試走した川内は「暑さの質が昼夜で変わる。昼はカラカラだが、夜の湿度は聞いていた以上。発汗量が尋常ではなかった」と驚きの表情を見せた。

 ドーハでは自身のツイッターを通じて気温のみならず、コース周りの環境や、飲料の値段などに関しても頻繁につぶやいたが、現地滞在の最終日にはなぜか競歩のコースも下見したことを投稿している。この理由について、川内は「やっぱり競歩は日本の有望種目ですからね。本当に金メダルを狙える種目なので、少しでも参考になればいいなと」と世界選手権に向けて競歩代表への“援護射撃”だったと本紙に明かした。

 この投稿により実際、競歩の選手が何人も川内のツイッターにインしてきたという。川内は熱い目をしながら「短距離の人よりも競歩の人のほうがもともと、前回の世界陸上以来ずっと仲良くさせていただいているので」と笑顔で語った。

 現地からの最後の投稿では「今回の下見合宿でドーハ世界陸上のための知識は十分に得たので、あとはそれをどう生かすかだけです」とつぶやいた。世界選手権では前回2017年ロンドン大会の9位が最高。自身に、そして競歩にメダルをもたらす試走となるか。