【全米大学選手権】サニブラウン9秒97日本新記録 桐生の記録を0秒01更新

2019年06月08日 10時41分

【テキサス州オースティン7日(日本時間8日)発】陸上男子のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が全米大学選手権の100メートル決勝で9秒97(追い風0・8メートル)の日本新記録をマークした。桐生祥秀(23=日本生命)が2017年9月に作った従来の日本記録を0秒01更新。レースは3位に終わり、日本勢として初めての同大会制覇はならなかったが、2度の9秒台は日本人で初めてとなった。優勝はディバイン・オドゥドゥル(22=ナイジェリア)で9秒86だった。

 さらに45分後に行われた200メートルでも追い風0・8メートルで日本歴代2位の20秒08をマークし、3位に入った(日本記録は末続慎吾が03年に出した20秒03=追い風0・6秒)。100メートルの50分前に行われた男子400メートルリレー決勝でも第2走者として今季世界最高となる37秒97での優勝に貢献した。

 サニブラウンは5月11日(同12日)にアーカンソー州で行われた大学南東地区選手権決勝で、日本勢2人目の9秒台となる9秒99をマーク。5日(同6日)の大学選手権準決勝では追い風2・4メートルの参考記録ながらも9秒96で走っていた。そのレースもスタートミスがありながらの記録。上り調子とあって新記録の期待は高まっていた。

 東京・城西高卒業後、17年秋に米フロリダ大に進み、急成長。昨年は右脚付け根を痛めてシーズンをほぼ棒に振ったが、リハビリを終えて今年はスタート技術を磨いてきた。9秒99を出した際も日本新記録については「そのうち出るんじゃないかな」と話していた。今大会は100メートル以外にも200メートル、リレーの3種目に出場して疲労蓄積も心配されたがすべて杞憂に終わり、大舞台で本領を発揮した。