【陸上全米大学選手権】サニブラウン 追い風参考9秒96

2019年06月06日 11時30分

【テキサス州オースティン5日(日本時間6日)発】陸上男子のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が全米大学選手権の100メートル準決勝で追い風2・4メートルの参考記録で9秒96をマークした。全体の2位で7日(同8日)の決勝進出を決めた。
 
 日本記録更新こそならなかったが、1000分の1までの計時では9秒955で、同組1着の選手とはわずか0秒004差。記録もさることながら、勝負の面でも陸上大国と堂々と渡り合う快走だった。
 
 先月11日に日本勢2人目の9秒台となる9秒99をマークし、24日の同選手権2次予選では余裕の走りで10秒13。200メートルでも日本勢初の19秒台突入が目前で、新記録については「そのうち出るんじゃないか」と話していたが、その言葉がさらに現実に近づいていることを証明する内容だった。
 
 全米大学選手権は100年近い歴史を誇る大会で、男子100メートルではカール・ルイス、ジャスティン・ガトリン、タイソン・ゲイといった名選手が優勝し、のちに五輪や世界選手権でのメダリストとなっている。日本勢が決勝はおろか、準決勝に進むこと自体が快挙で、サニブラウン自身も2次予選後には「僕対アメリカ、みたいな感じ。ちょっと楽しみな感じはある」と意欲を見せていた。
 
 過去、追い風参考での日本勢最高は、2017年3月に今回と同じトラックで行われた「テキサス・リレー」で桐生祥秀(23=日本生命)が出した9秒87(3・3メートル)。サニブラウンは直後に行われた200メートル準決勝でも20秒44の好タイムで2着となり決勝へ進んだ。好記録が出やすい条件だけに、決勝では正真正銘の日本記録更新に期待がかかる。