マラソン「川内三兄弟」を育てた母の壮絶スパルタ特訓

2019年04月04日 18時09分

左から母の美加さん、川内三兄弟の鮮輝、優輝、鴻輝

 マラソン界を席巻する「川内三兄弟」が4日、都内のイベントで全員集合した。

 3月いっぱいで“公務員ランナー”を卒業して今月からプロ転向した長男・川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保保険)、ウルトラマラソンで活躍する次男・鮮輝(よしき=28)、久喜市議会議員でプロランナーの三男・鴻輝(こうき=26)、そして三兄弟を支えてきた母・美加さん(52)が、ランナー向けイヤホンブランド「Jaybird」を扱う「ロジクール」のスポンサー発表会に登場。その席で「川内三兄弟」を育て上げた美加さんの壮絶な“スパルタ特訓”が明かされた。

 子育てについて、最初は「特別なことはしていない」と発言した美加さんだったが、その後で「ただ、タイムトライアルを日課のようにやらせ、走らないと一日が終わらないという感覚を植えつけました」とサラリと衝撃の告白。すると鴻輝は「そんな生やさしいものじゃない」と反論。「タイムが悪いと罰ゲーム。その罰ゲームにも設定タイムがあって、永遠に終わらなかった」と、次々と三兄弟の過酷な練習の実態を明かした。隣町まで車で移動してランニングを開始し、罰ゲームを繰り返して最後は走って帰宅するのは日常茶飯事。道に迷って警察が出動する騒ぎもあったという。また、ゴール後にぶっ倒れた優輝に対し、美加さんは「そんなことろに寝ていたら車が汚れる!」と、死人にムチを打つような言葉を浴びせたとか。鴻輝は「ストレスで家に帰りたくなかった」と苦笑い。隣にいた優輝は「虐待!」を笑った。

 今のご時世、表現次第では問題になりそうな猛特訓だが、もちろん親子の「信頼関係」があってのこと。母の“愛のムチ”のおかげで3人がトップランナーとなったのは言うまでもない。

 そんな三兄弟は奇遇にも婚期が重なり、結婚ラッシュ。5月には長男・優輝が元実業団ランナーの水口侑子さん(33)と挙式予定で、鮮輝は約5年の交際を経て一般女性と9月に結婚。さらに鴻輝は来年2月に2018ミス・ユニバースジャパン埼玉代表の岡嶋彩(22)と結婚する。

 偶然とは思えぬ事態に、美加さんは「私の本音は寂しい。こんなに一気にみんな独立するなんて」と本心をポロリ。しかし、その後は改心したようで「この数か月はずっと葛藤。寂しい思いが先立って、なかなか祝福する気になれなかったですが、覚悟を決めました。お嫁さんたちもみんないい方。仲良くやっていきたいです」と三兄弟の幸せを心から祈った。