2018年に陸上界で活躍した選手や、競技を通じて社会に貢献した人物をたたえる「アスレティックス・アワード」の表彰式が17日、都内のホテルで行われた。

 今年から大きく様変わりし、各地の大会でポイントが加算されるようになった日本グランプリシリーズで、男子チャンピオンになった山縣亮太(26=セイコー)は「記念すべき初代チャンピオンになれて非常にうれしく、ランキング制が始まるという中で取れた賞なので誇りに思う」と語った。

 ケガもなく結果が安定したいいシーズンだったとしながら「アジア大会で負けてしまった。競り合いで記録が出せなかったのは悔しい」と昨年に続いて10秒00のタイムを出しながら、3位に終わったジャカルタでの敗戦を振り返った。

 活躍が最も顕著であった競技者に贈られる「アスリート・オブ・ザ・イヤー」にはシカゴマラソンで2時間5分50秒の日本新記録を樹立した大迫傑(27=ナイキ)が選ばれ、ビデオメッセージで「素晴らしい賞を頂けたので、来年のMGC、東京五輪に向けてまたがんばりたい」とコメントを寄せた。