浦和を襲うペトロの〝呪い〟

2012年05月11日 12時00分

 雨、雨、雨…。Jリーグ4位と好スタートを切った浦和が悪天候に悩まされている。今季ホームの4試合はすべて雨または嵐とあって、観客動員にも大きな影響が及んでいる。イレブン間では「雨男」探しまで始まったが、チーム内では昨季に途中解任されたゼリコ・ペトロビッチ前監督(46)の「呪い」とささやかれだした——。

 今季のJリーグは開催日となる土曜に雨が多い。リーグ全体の観客動員数が低下するため事務局側も頭を抱えるばかりだ。特に他クラブに比べ、チケット収入の割合が高い浦和にとって、悪天候が続くことは死活問題という。

 今季ホーム開幕となった柏戦(3月17日)や横浜M戦(5月3日)こそ4万人を超えたが、他の2試合は2万5000人台。嵐だった川崎戦(3月31日)ではチケット販売数より実際の試合観戦者が約1万人も少なくなるなど、影響は大きい。

 さすがのイレブンもホームゲームで雨ばかり降ることを心配。ついには「雨男は誰だ」と〝戦犯捜し〟まで始めた。矢面に立ったのは今季新加入した日本代表DF槙野智章(24)だったが、「ぼくではないですよ」と完全否定。チーム内ではいまだに雨男捜しが続く。

 そんな浦和では意外な〝真相〟がささやかれている。チーム関係者によると「実はペトロ(ゼリコ・ペトロビッチ前監督)が解任されてから今までの(ホーム)埼玉スタジアムでのリーグ戦7試合はずーっと雨。だから『ペトロの呪い』とも言われているんですよ」。

 昨季、浦和を指揮したペトロビッチ前監督は成績不振のため、昨年10月20日に解任された。その後の磐田戦(昨年11月3日)から、浦和のホーム試合は現在まで7試合連続の悪天候が続く。これが志半ばでチームを去った「ペトロの怨念」と疑われているのだ。

 そこで打開策として「スタッフがお天気神社にお参りに行く予定です」という。お天気神社とは東京・杉並区にある日本で唯一の「気象神社」のこと。浦和スタッフがお天気の神様に〝ペトロの涙〟を止めてもらうように、お願いするという。

 幸いなことに12日にホーム埼玉スタジアムで開催される新潟戦は現在のところ、天気予報では晴れ。実に半年ぶりに好天で試合に臨めそう。ミハイロ・ペトロビッチ監督(54)の下で再生中のチームはようやく「ペトロの呪い」から解放されるのか——。