日本水泳連盟(水連)は17日、シンクロナイズドスイミングから1日に名称変更したアーティスティックスイミング(AS)のマスコミ向けルール説明会を行なった。

 説明会では国際水泳連盟(FINA)の昨年7月の総会で、競技名変更案が「“同時性(シンクロナイズド)”に限らず、表現力や演技の構成を競う“芸術的(アーティスティック)”という広義の名称がふさわしい」と判断され可決された経緯を改めて説明。競技名の略称には「アーティスティック」および「AS」が使用される。

 水連の本間三和子AS委員長(57)は「名前が変わったから芸術的になったというわけではない」と競技性は不変であると強調。「ミックスデュエット(男女ペア)やフリーコンビネーション(10人で行う種目)など、見る人にとってはよりすんなり理解できる」とメリットを語った。

 また各国も苦戦しているルール改正については「一概に、日本代表に与える影響がいいとも悪いとも言えない」と中立の立場を示した。

 27日に日本選手権を兼ねたジャパンオープンが、東京辰巳国際水泳場で開幕する。