平昌五輪で金、銀、銅3個のメダルを獲得したスピードスケートの高木美帆(23=日体大助手)が28日、成田空港を出発し世界選手権(来月10~11日)が行われるオランダ・アムステルダムへ向かった。

 悲願の金メダリストとなった高木は五輪での滑走を「予想以上にうまくいった部分が多かった」と自己評価。26日の帰国後は報告会に出席するなど多忙を極めたが「自分の活躍を予想以上に見ていただいた」と世間の反響を実感している。

 相次ぐ国際大会に「気持ちを切り替えきれてはいない」と本音も漏らしたが、「五輪の結果に甘んじるわけにはいかない」と、さらなる高みを目指す。

 昨年3位入賞した大会を前に「(代表に)選ばれた責任もある。上に行けるように次に向かって頑張る」と決意表明し、日本を後にした。