【韓国・江陵20日発】平昌五輪アイスホッケー女子の5、6位決定戦で、日本(スマイルジャパン)はスイスに0―1で敗れた。今大会の全日程を終え、最終順位は6位となった。

 18日のスウェーデン戦で価値ある勝利を収めた世界ランク9位の日本は、1次リーグで1―3と敗れた同6位のスイスへの雪辱を期して試合に臨んだ。だが第1ピリオド開始4分、日本のシュートのはね返りを相手FWに拾われ、GK藤本那菜(28=ボルテックス札幌)も1対1を止められずに失点。その後もなかなかチャンスをつくることができなかった。

 第2ピリオドは開始から攻め立てた。7分と17分にパワープレーのチャンスがあったが、スイスの堅い守りを崩せず、その後も攻勢を強めたが得点は奪えなかった。

 第3ピリオドに入り、5分にゴールを割られたが、これは相手選手がGK藤本と接触があったと判定されノーゴール。その後は一進一退を続け、残り2分で日本はGKをベンチに下げて6人攻撃に出た。だが、スイスの激しいチェックでシュート態勢にすら持ち込めず、そのままタイムアップとなった。

 開催国枠で出場した1998年長野大会、前回ソチ大会はともに最下位に終わっただけに、2勝を挙げた今大会は収穫も多かった。だが、世界の強豪を相手にした時の得点力の差も浮き彫りになり、課題も残った大会となった。