小平奈緒を金メダルに導いた「ボーズ・カット」

2018年02月20日 16時30分

小平の平昌での滑走姿勢。背中を起こし、頭が上がっている(ロイター)

 これが正真正銘「怒った猫」――。平昌五輪スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(31=相沢病院)をかつてオランダで指導した、マリアンヌ・ティメル氏(43)が自身のツイッターに猫の画像を投稿して勝利に喜びの声を上げた。

 オランダ語で「怒った猫」を意味する「ボーズ・カット(BOZE KAT)」は小平のニックネームとして知られ、本人ツイッターのプロフィルにも記されている。小平の優勝を受けてティメル氏が18日に投稿した画像は、口をあけて背中を丸めて毛を逆立てた黒猫。これは小平の金ロードへのキーワードだった。小平は2014年のソチ五輪後から約2年間、オランダで修業。1998年長野五輪で女子1000メートルと同1500メートルの2冠達成、06年トリノ五輪の同1000メートルで金メダルのティメル氏らの教えを受けた。そこで言われたのが「ボーズ・カット」だ。

 前傾して頭が下がり気味の滑走姿勢を指摘され、背中を起こすために「怒った猫」の背中丸め姿をイメージさせたことは、すでにテレビなどでたびたび紹介されてきた。やがてそれがニックネームにもなり、本人もお気に入りの様子。ティメル氏は猫画像の投稿とともに「Yesssssssss」と“絶叫”。うれしさにひたった。