史上初!プロ野球からクリケット転向 元西武・木村昇吾は先駆者になれるか

2018年02月20日 16時30分

クリケットの打撃を披露する木村昇吾選手

 プロ野球からクリケットに転身し、海外のプロリーグでプレーを目指す木村昇吾選手(37)が19日、都内で行われた「佐野市クリケットタウン始動」の発表記者会見に出席した。

 プロ野球では横浜(現DeNA)、広島、西武に在籍。昨年西武を退団し、トライアウト受験後に関係者から打診を受け、クリケット挑戦を即決した。現在は栃木県佐野市に通いながら、クリケットの習得に励んでいる。木村選手は野球とクリケットの違いについて「今までは見逃していたワンバウンドの球を打つことや、投手のタイミングに合わせることが難しい。でも十分対応できると思う」と語り、自信をのぞかせた。

 1月下旬に挑戦が報じられて以来、球界から初の転身ということもあり、大きな注目を集めている。決め手となったのはアスリートとしての本能だという。

「トライアウトを受けて『自分がまだやれる』という感触があった。正直、独立リーグの兼任コーチとしての話もあったが、アスリートとして未知のものに挑戦して結果を残したいという気持ちがあった」

 ポジティブな姿勢も影響。実際に過去にもセカンドキャリアの選択肢としてNPB側にクリケット協会から打診は何度かあったという。それでも「収入面も不安定。結局は引退した選手も独立リーグのコーチなどを選ぶ」(球界関係者)

 しかし木村選手にはそういった“常識”は通用しなかった。クリケットは日本ではなじみが薄いが、競技人口はサッカーに次ぐ世界2位。インドのプロ選手には年俸30億円を稼ぐ選手もいるという事実を踏まえて、「そりゃ、やるっきゃないっしょ。二番煎じは面白くない!」と先駆者として必ず結果を残してみせると宣言した。

 今後は日本代表入り、海外のプロリーグ挑戦と青写真を描く。全力プレーを身上とする木村選手の挑戦の行方は今後も注目を集めそうだ。