【平昌五輪支局便り】何かと「極寒」が話題になる平昌五輪では、観客も寒さとの闘いを強いられている。ジャンプ会場には医務室が設置され、客席には急患に備えて一定に配置されたスタッフが目を光らせる。一日あたり30人ほどが“体調不良”を訴えて、医務室に運ばれているという。

 ところが、中には“偽者”の患者もいるようだ。「温かいお水をくださいと言って水を飲んだり、お菓子を食べに来たり、おばさんが集まっていつまでもしゃべっていたり、変な人も多い」(関係者)

 ジャンプ会場には観客用の休憩スペースがあり、暖を取れるが、いかんせん狭く、すぐに席は満席になる。そのため、医務室を休憩室代わりに使っているのだ。前出の関係者は「医務室を設置する時は肉体的に疲れたけど、今は精神的にいっぱい。本当やばい…」と迷惑患者の大量発生に頭を抱えている。