【韓国・江陵15日発】カーリング男子1次リーグ第2戦、世界ランキング8位の日本男子代表、SC軽井沢クはソチ五輪銀メダルで同6位の英国に5―6で敗れ、1勝1敗とした。

 前日の大会初戦で同3位のノルウェーを破る殊勲の勝利を挙げた日本。直前に行われた女子の試合で「一瞬一瞬で変わる」という氷の状態の見極めがポイントで、序盤から両チームとも慎重に試合を運んだ。

 1点を取り合って迎えた第3エンド、日本はスキップの両角友佑(33)が好ショットを見せたが、英国が最終ショットで日本のストーンを押し出して2点を獲得。続く第4エンドは日本が後攻だったが、複数得点が狙えないと見て最終ショットをあえてスルーして0点とした。後攻のまま臨んだ第5エンド、7投目の両角友が英国のストーンを3つはじき出したが、相手の巧みな戦略で日本は1点を取るにとどまった。

 第6エンドは後攻の英国が1点。第7エンドで日本は最終8投目を前にハウス(円)にストーンを3つ残す状況をつくり、最後は両角友がドロー(置きに行く)ショットをしっかり決めて2点を奪って4―4の同点とした。

 第8エンドは後攻の英国が5投目でミス。6投目も狙いが外れ、流れをつかんだ日本はうまく1点を取らせる展開に持ち込んだ。

 第9エンドを後攻で迎えた日本は、ナンバーワンの位置にストーンを置いて最終の両角友のショット。2点を奪いに行くドローショットだったが、2番手の英国のストーンの内側に入れず1点どまり。5―5で最終10エンドに突入した。

 日本は不利な先攻。1点を取ればいい英国は日本のストーンをはじき続け、最後のドローショットをハウスの中心にしっかり決めた。

 第3戦は16日、スイスと対戦する。