【支局便り】「平昌五輪に殺される」歓喜の裏で…地元の悲鳴

2018年02月11日 16時30分

【平昌五輪支局便り】モーグルやスノーボード競技が行われるフェニックス・スノーパーク周辺では「welcome to pyeongchang!」(ようこそ平昌へ)とともに「pyeongchang olympic kill us!」(平昌五輪に殺される)の横断幕も目立つ。

 なんとも物騒だが、地元の理解を得られていないようだ。本紙記者が受け取ったビラには韓国語と英語で五輪による“損害”を訴える内容が記されていた。あるスキー道具のレンタル店オーナー(48)は「スキー場が閉ざされ、私たちは仕事ができない。政府は何も補償をしてくれない。これでどう食っていけというのだ」と憤る。

 韓国政府は1月21日から五輪で使用する以外のコースも閉鎖。そのため一般のスキー客が来られなくなり、書き入れ時のレンタル店は悲鳴を上げている。国は公式ホテルに金銭補償をしているものの、計22店舗あるレンタル店は無視している。

 スキー場前では抗議の意味を込め、ゴミを燃やした黒煙が延々と上がっている。