【スノボHP】“カリスマ”ショーン・ホワイトが平野歩夢を異常警戒

2018年02月09日 16時30分

ホワイトは平昌でどんな技を出してくるのか(ロイター)

【韓国・平昌8日発】9日開幕の平昌五輪のスノーボード男子ハーフパイプ(HP)に出場するショーン・ホワイト(31=米国)が2006年トリノ、10年バンクーバー五輪に続く3度目の金メダル取りに自信をみなぎらせた。世界で初めて4回転の連続技を成功させた平野歩夢(19=木下グループ)をライバル視し、五輪で4回転の連続技を出す可能性も指摘されており、激闘は必至だ。

 スノーボード界のカリスマが19歳の日本選手を異常警戒した。「彼と戦うことにとても興奮している。Xゲームでは驚くべき技の構成だった」。米国HPチームの会見に出席したホワイトは自身が欠場したXゲームのスーパーパイプ決勝で史上初めて4回転技を連続で決め優勝した平野を素直に褒めたたえた。

 1月のW杯では100点満点を叩き出し、スノーボード界の話題をさらった。しかし今では平野がXゲームで見せた衝撃Vの前にかすんでいる印象すらある。先駆者としてのプライドがふつふつと湧き上がっているようで、ホワイトは「ボクも負けないように戦う」と付け加えた。

 W杯で満点を出したとはいえ、五輪で平野を上回り、金メダルを取るには構成の見直しが不可欠。そうなると、夢の連続4回転対決も現実味を帯びてくる。

 スノボ関係者は「ショーンは、同じことやっていても満点が出るとは思っていない。あの人、五輪では絶対違うルーティンやってくる。やったことない構成。練習はしていると思う」と指摘。ホワイトの連続4回転について「何とも言えない。バケモンですから」と否定しなかった。

 前回のソチ五輪ではミスを多発し、表彰台に上がれなかった。ホワイトはHP以外に音楽活動など多忙を極める中で臨む今大会へ向けて、年齢による体力の衰えなどを問われると「このスポーツは肉体ではなくメンタルのスポーツだ」と、強気にコメントした。

 雌雄を決する大一番は13日に予選を戦う。フィギュアスケート男子さながらの「新4回転時代」がHP男子でも幕を開けることになるのか。