昨年の競泳世界選手権女子200メートル個人メドレーで銀メダルを獲得した大橋悠依(22=東洋大)が7日、都内で行われた記者発表会に出席し4月1日から株式会社ナガセに入社し、イトマン東進に所属することを明らかにした。

 小学校入学前に地元の滋賀・彦根イトマンスイミングスクールで水泳人生をスタートさせた大橋は、ひと足早く新所属先のジャージーに身を包んで登場。「これがどんどんなじんでいくように頑張る」と決意を新たにした。

 進路の決め手は「練習場所を自由に決められること」。今後は恩師・日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(54)のもとで引き続き東洋大を拠点に活動する。

 大学卒業を前に新社会人としての自覚ものぞかせた。「これが仕事になる。責任を持って自分のなすべきことをする」と結果にこだわる姿勢を見せた。

 所属先にはかつてイトマンの招待大会でサインをもらったという先輩・入江陵介(28)ら日本記録保持者が在籍。大橋は「昨年、初めて日本代表を経験して先輩よりも足りない部分が多い。より間近でいろんなことを盗みたい」とさらなる成長を期した。