トランポリンの世界選手権(ブルガリア・ソフィア)を終え、女子個人で日本史上初の表彰台となる銀メダルを獲得した岸彩乃(25=金沢学院大ク)ら日本代表が14日、羽田空港に帰国した。岸は「たくさんの報道の方にお集まりいただき、メダル獲得を実感しました」と笑顔を見せた。

 2012年ロンドン五輪に出場したが、16年リオデジャネイロ五輪代表を逃した。この悔しさをバネに練習を続け「迷いが大きかったが(競技を)続けると決めたら吹っ切れた。後ろを向かずに前進しようと気持ち的にもすっきりしたのが大きかった」と今回の快挙につなげた。

 20年東京五輪ではメダル獲得に期待がかかる。「実力で取れたとは思っていない。20年もそうだが、18、19年も今回以上の力が出せるよう頑張りたい」と気合を入れた。