9月のスノーボード男子ハーフパイプW杯開幕戦で初出場初優勝を飾った戸塚優斗(16=ヨネックス)が10日、横浜市内のジムで練習を公開した。

 ジムには6月から通い始め、体幹などを強化。現在は太ももを中心に鍛えており「自分一人でやってるより、筋肉のつき方が早い。すごい、いいですね」と“マッチョ化”が進行中だ。

 また、腹筋にも力を入れている。きっかけになったのはソチ五輪銀メダルの平野歩夢(18=木下グループ)の存在だ。

 遠征で同部屋になり「平野選手はずっと、ひたすら腹筋をやっていた」と衝撃を受けた。鍛錬で上半身と下半身が連動するようになり「前より力強い滑りができるようになった」と成果を実感している。

 出場を目指す平昌五輪では、その平野との勝負にもなるが、彗星のごとく現れたスーパー高校生に臆するところはない。

「成長しなきゃいけない。このまま五輪に行っても、いい結果は出ない。レベルを上げていって、W杯はあと4戦ある。そこで結果を残して、平昌に出て金メダルを取れたら」と力強く話した。