外国人排除「卓球中国リーグ」いまだ公式発表できないワケ

2017年10月19日 16時30分

 卓球の世界最高峰・中国スーパーリーグが今季から日本人を含めた外国人を受け入れない方針を固めたことが明らかになり、物議を醸している。中国サイドはいまだに沈黙し、同リーグのサイトは2016年度のまま未更新。現地報道でも日本で「中国スーパーリーグが日本人を排除」と報じられたことを話題にした程度で、公式発表はもちろん、開幕日についても一切の情報が明かされていない。

 一体なぜなのか。複数の日本卓球協会関係者が口を揃えるキーワードは「共産党大会」だ。「18日からの中国共産党大会で、体育総局の人事が変わるかもしれない。それが決まってからリーグの方式や海外選手の参戦問題についてもハッキリするはず」という。

 中国の卓球界といえば、今年6月の中国オープンで男子選手たちが、長らく強化に関わってきた元監督が体育総局の“権力闘争”のあおりで現場から外されたことに抗議し、試合をボイコット。政治とスポーツが深く絡み合うお国柄とあって、スポーツ界のトップ人事決定なくして国内リーグ運営も成り立たないわけだ。

 日本国内で“日本排除”が大ブーイングを浴びたことは、中国の卓球ファンの間で大きな話題になっている。今後どんなもっともらしい理由で“外国人排除”が発表されるのか、はたまたまさかの撤回はあるのか…。

 女子の平野美宇(17=エリートアカデミー)らとともに同リーグ参戦を予定していたリオデジャネイロ五輪男子団体銀メダルの丹羽孝希(23=スヴェンソン)は18日、「出られないのであれば仕方のないこと。そのことはもう忘れている。日本でもしっかり練習できる」ときっぱり。どんな騒動にも選手がブレていないことは救いだが…。