楽天と契約したNBAの狙いとは 東京五輪に超スーパースター結集?

2017年10月11日 16時30分

三木谷氏(左)とNBAのシルバー氏

 米プロバスケットボールのNBAが、2020年東京五輪に向けて日本でのブーム再現を狙う。

 10日、都内で楽天との共同会見を開き、国内における独占的放映・配信権の付与などのパートナーシップ契約締結を発表した。契約年数や金額などは公表されなかったが、NBA側は9200万人以上とされる楽天会員を「大変重要」(幹部)と評価。グッズ販売権も楽天に委ね、日本における成功に自信を示した。楽天の三木谷浩史会長兼社長(52)は「バスケットボールの存在感を高めていくことに貢献できれば光栄」とコメント。

 NBAは、かつて「バスケの神様」と呼ばれたマイケル・ジョーダン氏(54)の活躍で日本でも人気が高かった。現在も何かとお騒がせなデニス・ロッドマン氏(56)ら個性的な選手も多く、街では“バッシュ”現象が起きた。しかし、こうしたスターの引退とともに低迷し、公式戦の日本開催も2003年が最後となった。

 試合はNHKなどで放送されてきたが、ファン層の拡大には至らず。だが、今回は巻き返しを期している。その理由は東京五輪だ。

「日本にはジョーダンの時代で止まっている人も多い。もう一度、マーケティングを含めて起爆剤にしたいのです。NBAは東京五輪にスーパースターを結集させるようですよ」(関係者)

 リオ五輪を辞退したナンバーワン選手のレブロン・ジェームズ(32=キャバリアーズ)らが参戦する可能性があるという。東京五輪では3人制も新種目になった。バスケに対する熱はさらに高まるとみられている。楽天は9月にNBAの昨季優勝チーム、ウォリアーズと複数年パートナーシップ契約を結んだばかり。地上波放送へのサブライセンスにも積極的に取り組む考えで、NBAは残り3年で新規ファンの獲得を目指す。