元体操女子日本代表の田中理恵さん(30)が25日、第1子の妊娠発表後初めて公の場に姿を現した。

 この日は、自身が理事を務める東京五輪・パラリンピック組織委員会の第22回理事会と、東京2020大会新グラフィック発表会に出席。理事会の冒頭、森喜朗会長(80)から「田中理事がご懐妊されたということで、ご無事に生まれるようお祈り申し上げます。将来は体操選手かな」と祝福されると、照れ笑いを浮かべた。

 田中さんは報道陣の問いかけに「今、妊娠5か月です。予定日は年明けですかね。まだ目立っていないと思うんですけど」とおなかをさすり、喜びを隠し切れない様子だった。

 田中さんは2010年世界選手権で日本女子初のエレガンス賞に輝き、12年ロンドン五輪では、兄の和仁氏(32)、弟の佑典(27=コナミスポーツ)と3きょうだいで出場して話題になった。翌年引退し、現在はスポーツキャスターを務めるほか2020年大会の仕事に携わっている。今年1月1日に一般男性との結婚を発表。前日(24日)には自身のツイッターで第1子妊娠を発表した。