【バドミントン】タカマツペア3年ぶり王座奪還の裏に松友の自己主張

2017年09月25日 16時30分

表彰式で高橋(左)と松友は笑顔で日の丸を掲げた

 バドミントンのスーパーシリーズ(SS)「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン」最終日(24日、東京体育館)、リオ五輪女子ダブルス金メダルの高橋礼華(27)、松友美佐紀(25)組(日本ユニシス)は韓国ペアを21―18、21―16のストレートで下し、3年ぶり2度目の優勝を果たした。

 8月の世界選手権で銅メダルに輝いたものの、歓喜したのは自分たちだけ。周囲の反応は微妙で「(五輪で)金メダルを取ったら金メダルじゃないとダメなんだと思いました」(高橋)と決意を新たにしての王座奪還だった。リオ五輪から1年が過ぎ、個々の成長だけでなく、チームとしてもレベルアップ。特に存在感を増したのは松友だ。

 象徴的なのは試合後の会見。「以前は高橋のほうが先輩だから松友も同じ考えの時は『同じです』とかそういう感じだった。実際、初めのころは同じ意見というか、考え方だったんでしょうけど、今はお互いに、ああだった、こうだったと言い合っている」と関係者は話した。

 質問に対して回答を求められるのは、決まって高橋、松友の順。松友が先輩に“乗っかる”ことがあってもおかしくはない。だが、成長とともに松友の意識に変化が生じ、発言にも個性が出るようになったというわけだ。

 言いたいことを何でも主張できる関係は、当然プラスになる。3年後の東京五輪に向け、国内外でライバルが台頭。相手の研究にどう対処するかという課題もあるが、タカマツペアの“絆”は簡単には崩れそうにない。