スノボW杯初出場Vの15歳・戸塚が五輪メダル候補に浮上

2017年09月21日 16時30分

初々しい笑顔で取材に応じる戸塚

 スノーボードW杯男子ハーフパイプ開幕戦(ニュージーランド)で初出場Vを飾った戸塚優斗(15=ヨネックス)が20日、成田空港に帰国した。

 平昌五輪に向け、突如として現れた新星は「W杯で優勝できたのは自分にとっていい経験になった。でも、五輪でいい結果を残せたらそっちのほうがいい」と次なる目標に意欲。空港での初の囲み取材にもフレッシュな笑顔で応対し、さらなる飛躍を誓った。

 まだ1戦。これで「平昌五輪のメダル候補」と断定するのは時期尚早かもしれない。しかし、周囲の評価は高い。村上大輔コーチ(34)は「まだ出していない技がある。さらに高さだったり上げていけば(五輪でも)メダル争いに加われる」と話し、その実力に太鼓判を押した。

 理由の一つに挙げたのが、今大会のレベルの高さだ。強豪で参加しなかったのは、象徴的存在のショーン・ホワイト(31=米国)と世界選手権連覇のスコッティ・ジェームス(23=オーストラリア)のみ。“3強”の一角で、ソチ五輪銀メダルの平野歩夢(18=木下グループ)を破っての優勝は村上氏も「想像していなかった」と話すほど鮮烈だった。

 もっとも平野は余力を残しており“3強”と比べると、実力差があることは否めない。ただ、まだ高校1年生。5か月後に迫った本番へ伸びしろは十分だ。「優勝で自信をつけたと思う」(村上氏)と無限の可能性を秘める。戸塚も技の難易度や高さを課題に挙げ「そこを強化して五輪に臨みたい」と力を込めた。