8日にニュージーランドで行われたスノーボードのW杯男子ハーフパイプ開幕戦で、初出場初優勝を果たした戸塚優斗(15=ヨネックス)が20日、成田空港に帰国した。

 大勢の報道陣に囲まれた戸塚は「緊張しますね」と初々しい表情。「今、食べたいものは?」の問いには「すしが食べたい」と答えた。友達からのお祝いのメールやLINEが100通に上ったことを明かし、「今後のW杯に向けていい流れをつくれた」と胸を張った。

 来年2月の平昌五輪では、今大会は2位だったソチ五輪銀メダルの平野歩夢(18=木下グループ)らとともに、メダル候補としての期待が集まる。

 高校1年のニューヒーローは「W杯で優勝できたのは自分にとっていい経験になった。でも、五輪でいい結果を残せたらそっちのほうがいい」と照準を合わせた。