伊達公子ストレート負けで2度目の現役生活に幕「とうとう終わってしまいました」

2017年09月12日 19時39分

 テニスのジャパン女子オープン2日目(12日、有明テニスの森公園)、今大会を最後に引退を表明している元世界4位の伊達公子(46=エステティックTBC)は世界ランク67位のアレクサンドラ・クルニッチ(24=セルビア)に0―6、0―6でストレート負けし、2度目の現役生活に幕を閉じた。

 勝負が決まると、クルニッチと固く抱き合い、観客に何度も手を振った。「とうとう終わってしまいました。今は寂しい気持ちのほうが強いかな」と素直な気持ちが口を突く。対戦相手のクルニッチも感極まり涙。「私にとっても大切な試合だった。勝ってしまってごめんなさい。プロなので仕方がないです」と会場中の伊達ファンに思わず謝った。

 試合後には引退セレモニーが行われ、伊達はコートに集まった元プロ選手の仲間や後輩、国内外の現役選手に涙で声を詰まらせながらメッセージを送った。

「長いツアー生活では、勝ちたいと思う時や苦しい時などがあるが、きっと時間がたてば、テニスができることをすごく幸せに思うときがくる。限られた時間の中で思い残すことなくやりきり、人間的にも成長してほしい」

 テニス界の功労者のゲキは、強烈に胸に響いたはずだ。