馬原オリ流出で渦巻く球団批判

2013年01月16日 16時00分

 ソフトバンク・馬原孝浩投手(31)が、寺原隼人投手(29)のFA獲得に伴う人的補償として、オリックスに移籍した。背番号は寺原の「20」を引き継ぐ。右肩の手術明けという事情もあるが、通算8年で球団史上最多となる通算180セーブを記録している鷹の守護神は、なぜプロテクトから外れなければならなかったのか。

 

 編成部門の実権を握る小林至海外兼中長期戦略部長(44)は「ショックという表現が適切か分からないけど…。(手術明けの馬原が取られる)確率は低いと思っていた」と言いつつ「現在のメンバーであれば(馬原不在でも)中継ぎ、抑えはやりくりできるだろうと思っている。最優先事項は常勝軍団の確立」とプロテクト漏れの理由を説明した。

 

 馬原は右肩の回復状況が不透明。秋山監督も昨年12月に「馬原は分からない。春のキャンプでブルペンに入れるかだ」と懐疑的だった。“超勝利主義”を掲げているホークスにとって、プロテクト漏れは当然の流れだったのかもしれない。

 

 だが、ナインやチーム関係者は納得していない。「馬原さんを外すなんて…。功労者へすることか」「(昨年、他球団に移籍した)杉内さんや和田さん、ムネ(川崎)さんに今回の馬原さん。チームの顔がどんどん流出しているのは異常事態」など“Mの悲劇”といわんばかりの大ブーイング。「オフの契約更改で馬原さんはちょっともめたと聞いている。杉内さんが退団する前もそうだったし、何か球団に言ったら自分の身が危なくなるのか」との球団批判も飛び交っているほどだ。

 

 結果的には寺原と馬原の交換という形。果たしてペナントレースでは両軍にどんな影響をもたらすのか。