岩隈メジャー2年目へ“究極の体づくり”

2013年01月14日 16時00分

 マリナーズの岩隈久志投手(31)が、メジャー2年目となる今季の大ブレークに自信をみなぎらせている。

 

 昨季はシーズン途中から先発ローテの柱として活躍し、オフにはマ軍と契約延長。年俸も入団時の1年150万ドル(約1億3000万円)から2年総額1400万ドル(約12億3000万円、3年目は球団が契約延長権を持つ)と大幅アップを勝ち取った。

 

 なぜ岩隈が突如として調子を上げて成功したのか。楽天時代からのトレーナーで、現在はマ軍の通訳兼トレーナーを務める関場大輔氏(39)は、ある“秘密の特訓”の存在を明かす。

 

「1年を通して右肩のインナーマッスルに負荷をかけて鍛えてきた。もともと、米国に行く前からのウイークポイントだったので強化は必要だったんです。7月に初先発してから好調だったのもトレーニングの成果だと思います」

 

 楽天時代の岩隈は、僅差のゲームでも球数が100球前後に達すると、降板を申し出ることで有名だった。“限界”が近づくとベンチ内で肩を気にするしぐさを見せ、腰をたたくなどアピール。当時の野村克也監督には「ガラスのエース」と呼ばれた。それが日米のトレーニングをミックスした関場トレーナー考案の新メニューで一変したわけだ。

 

 究極の体づくりには余念がなく、今オフも「ただ負荷をかけてウエートトレをするのではなく、体の動きに合わせたファンクション(機能的)トレーニングに取り組みたい。バスケ、サッカー、フリスビーなども取り入れてさまざまな動きに対応できる体をつくる」(関場トレーナー)。心身ともに充実したベテラン右腕に抜かりはない。