【陸上】ユニバーシアード男子100M 多田の課題と伸びしろ

2017年08月21日 16時30分

成田空港を出発した多田

 陸上世界選手権男子400メートルリレーで銅メダルに輝いた多田修平(21=関学大)が20日、ユニバーシアード競技大会(台北)に向けて成田空港を出発した。

 世界選手権でウサイン・ボルト(31=ジャマイカ)と並走するなど成長著しい多田だが、まだまだ発展途上を自認する。特に課題の後半の改善に向けては、練習で200メートルを取り入れる構え。世界選手権100メートル金メダルのジャスティン・ガトリン(35=米国)からNHKの番組を通じて「長い距離を走るといい」と助言されたためで「200があまり得意じゃなくて、むしろ嫌いなほう。でも、200を克服しないと後半も伸びてこない」と意を決した様子だった。

 一方、陸上関係者は走り方そのものにも改善の余地があるとみている。その手がかりは多田がこの日に発した「ふくらはぎに疲れがたまりやすい」という言葉にある。短距離のトップスプリンターはアキレス腱に負荷がかかる一方で、レース後にふくらはぎが筋肉痛になることは少ない。このため「多田君は走り方の部分はそこまで完成している選手じゃない。今後、そこを直したほうがもっと速くなる」(関係者)と今後の伸びしろに期待を込めた。

 過熱する9秒台争いの“第2章”の幕開けとなるユニバーシアード。多田は「10秒0台は最低でも狙っていきたい」と拳を握った。