6月の日本クレー射撃協会総会で初の女性理事に選ばれた女優・夏樹陽子(64)が26日、都内で行われた理事会に初めて参加した。

 同協会の女性登録者は全体のわずか3・6%にすぎず、女性競技者拡充が大きな課題だった。愛好家として知られ、抜群の知名度とアピール力を誇る夏樹に理事として白羽の矢が立った。

 理事会後の会見で夏樹は「クレー射撃は、女性競技者が利用するための施設などソフト面が遅れている。ゴルフ場のように女性も利用しやすい環境にしなければ」と訴えた。

 また2020年東京五輪時も理事を務めている可能性が高いとあって「五輪で選手たちをサポートできることが楽しみ」と抱負を語った。