高級ホテル「星のや」などを展開する星野リゾートは14日、都内で会見し、美人プロスノーボーダーで昨季スノーボード世界選手権スロープスタイル銅メダルの鬼塚雅(18)と所属契約を結んだことを発表した。

 契約は2年でグループにとって初のスポーツ契約選手となった。鬼塚が5歳の時から練習しているアルツ磐梯(福島)は星野リゾートが運営しており、星野佳路代表(57)は「私たちも縁を感じているし、鬼塚さんも縁を感じてくれている。それがこういう契約に至った最大の理由」と語った。今後は遠征費用の負担や壮行会、イベントの開催に加え、スキー場に2つのキッカー(ジャンプ台)を鬼塚のために導入・整備し、平昌五輪での金メダル獲得をサポートする。

 鬼塚は「日本は練習するところがなかったので、練習環境が整うことはひと安心。所属契約が決まって、もっと頑張ろうという気持ちになりました。最後にアルツ磐梯か猫魔スキー場で技の完成度を上げて平昌五輪に臨めて金メダルを取れたらいいと思っています」と飛躍を誓った。