【スポーツ情報局】

 ホッケー担当記者:つかぬことをうかがいますが、別れた奥さんに未練はありますか?

 デスク:えっ、そ、そんなこと知るか! ウチの家庭はまだ安泰だぞ。

 記者 それは失礼いたしました。ホッケーの男女日本代表新監督の会見を聞いていて、ふと気になってしまいまして…。

 デスク:男子はシギ・アイクマン氏(58)、女子はアンソニー・ファリー氏(43)か。男子監督の名前、なんか聞いたことがあるな。

 記者:はい。アイクマン氏は2009年から男子監督に就任するも11年に突然解任されたんです。協会内でも疑問視される解任劇で、同氏も不当解雇と法的手段に出る構えまで見せました。協会関係者によれば、当時は和解金で解決したそうです。

 デスク:泥沼離婚を経て再婚みたいなもんか。しかし解任された監督の再登板は珍しいな。

 記者:今回は外国人監督を公募。道半ばで日本を去ったアイクマン氏は「戻ってこれてうれしい」と笑顔です。解任当時と今では協会の体制が変わり「当時の執行部の考えで解任という形になったが、評価は高かった。日本をよく知っているし、即戦力」と日本ホッケー協会の寺本祐治専務理事も話しています。

 デスク:そういや、女子では15年に代表監督を解任された柳承辰氏が、不当解任だと日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に訴えたら一度は認められたという騒動もあったし、ここの協会は結構ハチャメチャだな。

 記者:今回の監督決定に際して「どんな性格の人物か周囲の話も聞きしっかり調べた」(同専務理事)とか。まずは円滑な人間関係を、ですね。

 デスク:東京五輪前にまたも内紛ってのはやめてほしいな。