新生K—1は21日、都内のホテルで「K—1 WORLD GP 2017 〜第2代スーパーバンタム級王座決定トーナメント〜」(22日、東京・国立代々木第二体育館)の前日計量を行い、出場全選手が一発パスした。

 中でも気迫十分だったのがビクトー・サラビア(23)と対戦する新生K—1のエース・武尊(25)だ。武尊は昨年11月のK—1初代フェザー級王座決定トーナメントを制して2階級制覇を達成するも、右拳を骨折。それ以来約5か月ぶりの復帰戦となるだけに「拳をケガしてから久しぶりの試合。2RでKO勝ちするので、みなさん、見に来てください」と意気込んだ。

 また、スーパーライト級の最強王者ゲーオ・ウィラサクレック(32=タイ)はベルトを賭けて山崎秀晃(30)とのタイトルマッチに臨む。ゲーオは「体の状態は100%。自分のスタイルで全力を尽くすだけ」と静かに必勝宣言。山崎にとってはゲーオの左ハイキックで額を陥没骨折して判定負けした2014年11月の「65キロ級初代王座決定トーナメント」1回戦のリベンジマッチにもなるだけに「2年半ぶりに決着をつけられるのでワクワクする。“中入ってドン!”でいきます」と気迫十分だった。

 一方、トーナメント出場8選手の中で最年長36歳の寺戸伸近は「最年長だが、ほかの選手がないものを持っていると思う。アグレッシブさでも負けない」と、優勝を誓った。