競泳の世界選手権(7月、ハンガリー)代表選考を兼ねた日本選手権2日目(14日、名古屋市ガイシプラザ)男女8種目の決勝が行われ、50メートル平泳ぎは男女で日本新記録が誕生した。

 女子は鈴木聡美(26=ミキハウス)が30秒66で3年ぶり5度目のV。「うれしいです。昨日の100メートルはちょっと悔しい思いをした。50メートルでしっかり焦らず、自分のパワーを生かそうと思った」と冷静さが光った。

 男子は小関也朱篤(25=同)が北島康介氏が持っていた日本記録を0秒07更新する27秒23で優勝。「聡美さんと同じチームなのでボクも絶対出したいと思っていた。こういったタイムが出るのは調子がいいということ」と口も滑らかだった。