
モーグル日本代表が2日、世界選手権(7日開幕、スペイン・シエラネバダ)に向けて羽田空港を出発した。
2つの銀メダルを獲得した2013年世界選手権以来の出場となる女子の伊藤みき(29=北野建設)は「やっと世界選手権が来た。すがすがしい気持ちで出発できます」と明るい表情で話した。
ソチ五輪後に手術した右ヒザは「完璧の最強なヒザではないけど、いい滑りができている」と言えるまでに回復。W杯総合31位も、札幌で行われた冬季アジア大会ではデュアルモーグルを含めて2つの銅メダルに輝き、調子も上がっている。
アジア大会金メダルの村田愛里咲(26=行学学園教)は出場権を確保できず、女子代表は伊藤だけ。「アジア大会では村田選手に1回も勝てなかった。村田選手の分もっていう気持ちがある」と意気込んだ。
一方、男子は腰痛による休養からのぶっつけ本番となるエースの遠藤尚(26=忍建設)が「ダメだったらここにいない。表彰台に乗るという目標は変わらない」と気合。アジア大会2冠の若きホープ・堀島行真(19=中京大)も「平昌五輪に向けて戦えるような結果を出したい。勝ちにいきたい」と初の大舞台に闘志を燃やした。