【フィンランド・ラハティ26日(日本時間27日)発】ノルディックスキー世界選手権5日目、男女4人の合計で争うジャンプ混合団体(HS100メートル、K点90メートル)が行われ、女子個人ノーマルヒル銀メダルの伊藤有希(22=土屋ホーム)、同銅メダルの高梨沙羅(20=クラレ)、竹内択(29=北野建設)、伊東大貴(31=雪印メグミルク)の日本は979・7点で3位に入り、2大会連続で銅メダルを獲得。3大会連続のメダルとなった。 

 1回目は高梨が1番手を務め90メートル、2番手の竹内も89メートルと、不利な追い風を受けながらも踏ん張った。続く伊藤はK点(90メートル)を5メートル越える好飛躍。伊東も92・5メートルで4番手の中で4位の得点をマーク。2回目も全員が無難にまとめた。

 光ったのは女子個人メダリストの奮闘だ。伊藤の得点は3番手の中で1回目が2位、2回目はトップ。不運な条件だった高梨も、2回とも1番手では2位の得点をマークした。伊藤は「日本チームのみんなで取れたメダル」と笑顔を見せ、高梨も「個人戦よりもジャンプの出来はよかった。銅メダルを次につなげたい」と前を向いた。優勝は1035・5点のドイツで2位はオーストリア。混合団体は将来的な五輪種目入りも期待されており、日本にとっては大きな収穫となった。