バドミントンの全日本総合選手権3日目(1日、代々木第二体育館)、女子シングルス2回戦でリオデジャネイロ五輪銅メダリストの奥原希望(21=日本ユニシス)が途中棄権で8強入りを逃した。鈴木温子(25=ヨネックス)と対戦。第1ゲームを23―25で落として迎えた第2ゲーム、2―11の時点で棄権を申し入れた。

 泣きながらコートを去った奥原は、右肩を痛めており、大会参加自体を見送る案もあった。強行出場を決めたものの、ケガを悪化させないためにスマッシュなどフルショットは禁止されていた。

 奥原は「棄権という形で全日本総合が終わってしまって悔しいし、残念」と話し、涙が止まらなかった。