ボクシングの東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者の高野人母美(29=協栄)が約1年ぶりの復帰戦を飾った。

 20日、東京・後楽園ホールでワンダーガール・シットサイトーン(17=タイ)とのノンタイトル6回戦に臨み、6R21秒TKOで勝利。「1Rで倒したいと言っていた。こんなに引きずって申し訳ない」と不満顔も、長身からのパンチは有効で相手の左目を大きく腫らした。

 これには「負けたら引退させようと思っていた」と鬼の形相だった金平桂一郎会長(50)もようやく笑み。“強制引退”の危機を回避した9頭身モデルボクサーは「これからも本気で頑張っていきますのでよろしくお願いします!」と現役続行を宣言した。