新生K―1などで活躍する多くの有力選手らが所属の「チームドラゴン」から大量離脱した問題で、K―1の宮田充プロデューサー(48=顔写真)が今後に言及した。

 離脱したのはK―1のスーパーフェザー級王者・卜部弘嵩(27)やその弟の功也(26)、初代スーパーバンタム級王者だった武尊(25)を含むプロ21人とアマチュア3人。行動をともにした元チームドラゴン代表の渡辺雅和氏は、離脱理由について1日の会見で「2年前くらいから前田(憲作)代表の変化に気付き始め、我慢していたが我慢の限界になり、9月25日に前田先生と奥様に説明して退会という形になりました」と説明。離脱選手は渡辺氏が立ち上げる新チーム「KREST」に所属する。渡辺氏は「使っていただけるなら(K―1やKrushに)継続して参戦したい」と希望した。

 これに対して宮田氏は「今のところ、彼らにはすでに発表されている10月と11月の試合には出てもらいます。今決まっているのはそれだけです」とコメント。現在カードが発表されている「Krush.70」(15日、東京・後楽園ホール)と「K―1 WORLD GP」(11月3日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の出場は明言した。

 関係者の話を総合すると、その2大会後については不透明。今後話し合いが行われる見込みだ。