体操 皆川夏穂ロシア留学が生んだ強いハート

2016年06月17日 10時00分

個人代表が決まった皆川。ロシアで大きく成長した

“体操美女”がリオ五輪を熱くする! 新体操の個人代表に決まった皆川夏穂(18=イオン)は、ロシアでもまれて心身ともに大成長した。あと50日に迫ったリオ五輪へ向け秘話を公開――。

 

 涼しげなルックス、華麗な演技、そしてりんとした姿…。皆川にかかる期待は大きい。

 

 15日に都内で行われた日本代表候補の演技披露会で、リオ五輪の個人代表に選ばれたことが正式に発表された。新体操で個人での出場は、2004年のアテネ五輪以来の快挙。この躍進の理由は13年から現在まで続くロシア留学だ。

 

 山崎浩子強化本部長(56)は「ロシア人コーチのナーディアさんは腕が2センチ緩んだだけでもメチャクチャ怒る人。だからこそ繊細な演技ができるようになりました。それに、同じ練習場には3年間世界女王に君臨するヤナ・クドリャフツェワもいて、刺激になったと思います」と語る。

 

 それだけではない。皆川が留学している間、ロシアはウクライナ東部の紛争やシリアの内戦に参戦するなど、のっぴきならない状況にあった。テロに巻き込まれる可能性も考えられ「『とにかく目立つな』と言いました。『JAPAN』と書かれたジャージーは禁止にしたんです」と同本部長。そんな厳しい環境でもまれたからこそ、ミスをしても動じないハートが生まれたというわけだ。

 

 皆川は「本番では日本代表としていい演技をしたい」ときっぱり。この経験は個人のみならず団体総合でメダルを狙う「フェアリージャパン」全体に生きるに違いない。