【女子ホッケー代表】アテネ五輪から強化費倍増

2016年06月18日 10時00分

4大会連続の五輪に臨むさくらジャパン16選手

 ホッケー女子日本代表「さくらジャパン」はリオ五輪出場を決めた昨秋以降、4回の海外遠征と1回の海外代表招聘を行い、14勝9敗11分けの成績を残した。今年に限れば13勝6敗10分け。日本ホッケー協会の山口修一郎強化本部長は「尻上がりによくなっている」と話す。

 今月末には岐阜などでカナダ代表と3試合を戦う。五輪への準備としては「史上初の内容ある強化事業。これまでの1.5倍もしくは1.8倍ぐらいの規模」(山口氏)となった。これを可能にしたのが年間約5000万円の強化費だ。

 資金不足で選手の「清貧」「極貧」ぶりが話題になったアテネ五輪当時は「半分ぐらい」(山口氏)だった。門脇氏の実録マンガ(本文参照)にも「遠征費用の一部自己負担」「6人部屋に2段ベッド2つ」といった実情が紹介されている。

 リオ五輪に向けてはスポンサー企業との新規契約、日本オリンピック委員会(JOC)からの交付金の倍増などにより強化費が増額。「合宿費がないというようなことは改善されてきた」と言う山口氏は「アテネの時は一部芸能人の取り上げ方が目立ったけれど、今回は競技成績で追いかけていただけると思う」と女子ホッケーへの目線が変わることを確信する。

 自身も4大会連続出場の中川未由希主将は「アテネの時はたぶん、お金がないという話題で持ちきりだったけど、今回の4大会連続はチーム競技でもなかなかないことだから、もっと誇りを持った方がいいと周りの人からすごく言われる」。

 アテネ五輪当時は、和田アキ子や大黒摩季ら芸能人の支援も大きく報じられた。今度は実力で話題を呼ぶ。門脇氏は「五輪に出るのは当たり前になっているので(メダルを争う)次のステージに行きたいというところはある」とチームの変化を指摘した。