【リオ五輪 栄光へのメッセージ】リオ五輪競泳平泳ぎ代表の小関也朱篤(24=ミキハウス)が秘密兵器をゲットした。

 6日、都内で日体大水泳部壮行会が開かれ、330人の関係者が出席。平泳ぎでは4月に引退した五輪2大会連続2冠の北島康介氏(33=日本コカ・コーラ)以来の金メダルを狙う小関は「日体大の看板を背負っている以上、金メダルが欲しい」と宣言し、エースの風格を漂わせた。

 そんな小関を藤森善弘コーチ(52)もサポートする。本番は現地時間の深夜に決勝競技がスタート。時差対策が必要になるが、藤森コーチがチームに用意したのは新世代の快眠グッズだ。枕元に置けば「音」「光」「香り」の3要素で眠りを導くという優れもので「小関も『いい匂いだし、間接照明でよく寝られた』と話していた。早く寝られれば、疲れも取れる」(同コーチ)と効果は抜群だったという。

 もともと小関自身は“夜型人間”。レースも「夜のほうが体も動く。苦手意識はない」と得意にしている。深夜に調子のピークを合わせることができれば、鬼に金棒だ。

 母校のエールを背に、小関は「『期待されているな』っていうのは、より一層、強く感じました。晴れ晴れとした気持ち。『やってやるぞ』という強い気持ちが格段に上」とボルテージを上げた。13日からの米国合宿で最後の仕上げを図る。