リオ五輪競泳男子代表の瀬戸大也(21=JSS毛呂山)の壮行会が24日、地元の埼玉・毛呂山町で行われた。

 梅原孝之コーチ(45)と出席した瀬戸は「夢舞台でしっかり持っている力を出して、毛呂山町に金メダルを持ってこられるように頑張りたい」と決意表明したが、ハプニングが勃発。同町の観光大使で親交のあるフォークソング・デュオ「サスケ」がステージで激励の歌を熱唱していると突然、瀬戸に“飛び入り”を催促。700人の町民の前で約20秒間、生歌を披露した。

「ちょっと恥ずかしい。もうちょっと練習してから歌いたかった」と照れ笑いの瀬戸だが、中学時代、合唱コンクールでは金賞を受賞。祖母の典子さんは合唱団の先生とあって、なかなかの美声だ。サスケからはオリジナルの応援ソング「エールソング」がプレゼントされ、「本当、パワーもらえた」と大感激だった。

 ライバル・萩野公介(21=東洋大)との合同練習は26日から始まる。「少しでも食らいついていけたら。かなり気合が入っている」と紅潮した顔で話した。