ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯個人総合王者の高梨沙羅(19=クラレ)が22日、クリスタルトロフィーを手に帰国し、成田市内のホテルで会見を開いた。

 17戦14勝と圧倒的な強さで2季ぶり3度目の女王奪還。

 試合はすでに終了していたが、表彰式に出席するため渡欧していた。「支えてくれた皆さんにクリスタルトロフィーを見てもらいたいという気持ちが、モチベーションにつながりました」と目的を達成したことに安堵の表情を見せた。

 W杯通算勝利数は44勝となり、史上2位の46勝を挙げた“鳥人”マッチ・ニッカネン(52)に迫った。

「全然レベルが違うので比較はできない」と謙虚に話す一方で、「鳥人のニッカネン選手と記録だけでも並べそうなのはうれしい」と来季の鳥人超えを視野に入れた。