村田諒太「世界戦予行練習」は万全

2016年01月30日 11時00分

あえて1キロ近く体重を減らした村田。右はベガ

【中国・上海29日発=森伊知郎】ロンドン五輪ボクシング金メダリストの村田諒太(30=帝拳)が、世界戦の“予行演習”だ。


 プロ9戦目(30日)の前日計量を行い、契約体重よりも900グラム軽い72・5キロでパス。相手のガストン・アレハンドロ・ベガ(32=アルゼンチン)はリミットの162ポンド(約73・4キロ)だっただけに、村田はなぜか必要のない減量を1キロ近くしたことになる。もちろん、これは決してミスではない。


「160(ポンド)って言われても調整できるってことです」とサラリと言ってのけた数値は、ミドル級の本来のリミット。世界戦は当然、この体重で行われる。


 27日の上海入り後も少なめとはいえ、毎回食事をとっているので無理は全くしていない。練習環境などでも制約のある海外できちんと体重がつくれることを証明したわけだ。


 ただ、これを結果につなげることが重要。村田をプロモートするトップランク社のドン、ボブ・アラム氏(84)は「前回(昨年11月)の試合は残念な内容だった。世界への挑戦は勝てる状態でやらないと意味がない。それに向けてリングでアピールする必要がある」と話した。


「アピール」とは無論KOのことだが、村田は「最初から狙うと試合が壊れてしまうので、結果としてそうなるようにしたい」と、はやる気持ちをグッと抑えて、リングに上がる。