1日のシュートボクシング(SB)「GROUND ZERO TOKYO2015」(東京・TDCホール)を左手中指と薬指の負傷のため欠場したSB世界女子フライ級王者・RENA(24=シーザージム)が本紙に現在の心境を語った。

 RENAは11月20日、総合の練習中に同箇所を負傷。指付け根部分の骨膜損傷で全治6週間と診断された。「スパーリング中のことで突き指かと思い、そのまま続行した。翌朝、指がパンパンに腫れていたので慌てて病院に行きました」。現在も打撃の練習はできないが、左手をテーピングで固め寝技のトレーニングは続けているという。

 この日は休憩明けに登場しファンに「このリングで試合する予定でした。本当に申し訳ありません」と謝罪。改めて「SB最強を見せるため、RIZINに乗り込みます」と総合初挑戦となる「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND―PRIX」(12月29、31日、さいたまスーパーアリーナ)に向けて決意表明した。

 総合デビュー戦の相手はイリアーナ・ヴァレンティーノ(27=イタリア)。試合は大みそかに組まれたが「ぶっちゃけギリです…」と素直な心境を語り「でも足が折れたまま試合をしたこともあるので大丈夫。今日欠場した分、そっちで暴れないと今年が終われない。あと1か月あるし、まだ若いんで(笑い)」と前を向いていた。