総合格闘技(MMA)大会「REAL3」(12月5日、横浜文化体育館)の開催が21日に発表になり、優勝賞金200万円と初代王座をかけて争われるヘビー級&スーパーライト級トーナメント(ともに国内外8人参加)の1回戦を実施することになった。準決勝は来年3月、決勝は同5月を予定している。

 スーパーライト級では上山龍紀(39)が約3年9か月ぶりにMMAに参戦。1回戦で柔術の猛者ホベルト・サトシ(26=ブラジル)と対戦するが「これが事実上の決勝戦。ケガもあったが、最近久しぶりに調子がいい。DEEPでも初代(ミドル級)のベルトを巻いたので初代キラーになります。そして来年はプロレスと総合を両立させる」と意気込んだ。

 初代ウエルター級王者マルコス・ソウザ(30=ブラジル)は藤井章太(31)と防衛戦を行うことも決定した。

 一方で、昨年12月の「REAL1」の総合デビュー戦で65秒殺勝利を収めた、ヒクソン・グレイシー(55)の次男クロン・グレイシー(27)は今大会不出場となる。一部では新格闘技イベント「RIZIN」(12月29、31日、さいたまスーパーアリーナ)への出場が噂されているが、REALを運営するファイティンググローブ・山田重孝代表は「いい条件であればそこに出るのはファイターとして当然。彼の選んだ道にとやかく言うつもりはない。来年も引き続きオファーは出します」と話した。