阪神“第4の助っ人”の意外な条件

2012年10月06日 16時00分

 阪神のマット・マートン外野手(31)が2日に帰国した。メッセンジャー、スタンリッジに続いて残留が濃厚だが、そんな中、球団は中村GMの指示で窮地のチームを救う“第4の助っ人”探しに奔走中。その作業に意外な“条件”も含まれている。

 来季が2年契約最終年となるマートン。今季は打率2割6分と低迷しただけに「いい形で来年を迎えて一生懸命プレーしたい」とリベンジを誓った。和田監督は「今年はいろいろあったけど、また頭をスッキリして来て欲しい、という話をした」とし、坂井オーナーも「来年は復活というか、本来のマートンの姿を見せて欲しい」と期待を寄せている。

 阪神は現在、新助っ人探しを進めている。ツインズを自由契約となった西岡剛内野手(28)の獲得を目指している上、鳥谷が海外FA権を取得して去就は不透明。もしも両者が来季、虎のユニホームに袖を通せば西岡が三塁を守ることになり、新井貴は一塁へ。その場合、新助っ人は投手を優先的に獲得することになる。それ以外なら4番を打てる一塁手が理想だ。

 いずれにせよ高い力が求められるが、さらに“裏条件”が存在する。「新外国人は陽気でキャラの強いヤツじゃないと」(球団関係者)。理由のひとつは、話好きで知られるマートンの野球談議を全て受け止め、その相手になることだ。「参っている時期に長話を聞いてあげられる選手がいれば、今年のようなことにはならなかった」(球団関係者)。ちなみに昨季までブラゼルがその役割を務めていたが、マートン以上にスランプになったため、話を聞くどころではなくなった。“相方”の存在が復活への鍵を握ると見ている。

 もう1つは、金本、城島という引退する人気選手の穴埋め。2人はムードメーカーとしても機能していただけに「ラミレス(DeNA)とか、ミレッジ(ヤクルト)みたいに陽気だと人気も出る。チームの雰囲気にもいいからああいう選手を取らないといけない」(球団関係者)との声が上がっている。

 実力プラス、陽気でマートンの長話に付き合える。条件は厳しそうだが…。