平昌五輪スピードスケート女子500メートル金メダルの小平奈緒(36=相沢病院)が6日、自身のインスタグラムのストーリー機能を更新し、平和への思いをつづった。

 米軍による広島への原爆投下から77年目迎え、広島市の平和記念公園で営まれた原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)には、被爆者や遺族、岸田文雄首相、欧州連合の代表など、約3200人が参列。犠牲者に祈りを捧げた。

 そんな中、小平は「その時代を助け合って生き延びてきた人の命を、声を、伝えられた記憶を…、今日という日に思い出して。明日も平和な世界に生きられることに感謝しながら、もう二度とこんな悲惨な世界にならないように、願うばかりです」と心境を吐露。

 その上で「世界では、今日も穏やかに暮らせない人がいて、毎日悲しみを抱えながら生きている人がいる。せめて人を想うことを、私は行動に移したい」と言い聞かせた。