東京五輪エンブレムだけじゃない?佐野研二郎氏にパクリ疑惑続々

2015年08月12日 10時00分

佐野研二郎氏

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(78)は10日、ベルギーの劇場ロゴのデザイナーが同五輪の公式エンブレムを盗作と指摘した問題について「瑕疵(かし)のない手続きをきちっとしている。絶対と言っていいと思うが、自信を持ってこれからも使っていきたい」との考えを示した。東京都内で開かれた協賛社発表の記者会見で語った。自身や武藤敏郎事務総長もデザインの手直しに関わったとし、盗用を否定したアートディレクターの佐野研二郎氏(43)の主張に「私たちも同意する」と話した。

 しかし、佐野氏のすべての作品にネット住人のチェックが入っている。

 現在、サントリーがノンアルコールのビールテイスト飲料のオールフリーの応募シールを集めると、佐野氏がデザインした30種類のトートバッグをプレゼントするという企画を行っている。ホームページに「下記の30種類の中からお好きなトートをお選びください」として、トートバッグの画像がアップされている。

 そこで大手掲示板「2ちゃんねる」を中心に“パクリ元”暴きが始まった。フランスパンのデザインは「パンレビュー」という個人のブログの画像と完全に一致している。フランスパンは型押しして作るものではなく、パン生地を焼いて膨らませて作るため、まったく同じ形と焼き目のパンは存在するわけがない。しかしパンレビューの画像とトートバッグのフランスパンは、パンの表面のデコボコも焼き目も完全一致する。ほかにもトートバッグのデザインと酷似している元の画像がいくつもある。なかには100円ショップのメモ帳の小鳥とほぼ一致するものもある。五輪エンブレムのような曖昧さがないため、ネットでは「フランスパンは言い逃れ不可能」と断定している。

 トートバッグについては、インドネシアのメディア「トリビューン・プカンバル」までもが10日に、「佐野氏がデザインしたサントリーのエコバッグに多くのマネが見つかった」と指摘している。

 同メディアは「『ビーチ』のデザインはリンデンリサーチ社の『ビーチ』の看板に由来する。同様に、女性の水泳の絵は、有名なデザイナーのジェフ・マクフェトリッジのデザイン、他に眼鏡のデザイン、鳥のデザインなども組み込まれている」と報じている。